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教授 「今度の○○学会、Mくん、発表してみない?」
院生(M) 「え、○○学会ですか? ちょっと僕の研究と関係が遠い気がしますが...」
教授 「大丈夫、心配ないよ。発表ネタは、今やっている□□の研究でどうだろう」
院生 「いやいや! それ、まだ途中で結果がでていませんよ」
教授 「発表は3ヶ月後だから、それまでには何らかの結果は出るだろうし、大丈夫だよ。ということで、ヨロシク!」
院生 「わ、わかりました(ああ...得意技の「見切り発車」が炸裂や...)」
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岡 : これはなかなか、きついシチュエーションですね。
こういう状況は研究室ではよくあるのですか?\(;゚∇゚)/
宮 : ありますねぇー、多々あります(笑)
岡 : そうなんですか。でもちょっと問題ありなのでは?
Mくんの研究とは関係の少ない学会だそうですし、
それにまだ発表に必要な実験は終わっていないみたいですが。
宮 : 難しいところですが、あえて言うと、「正論ではナシだが、手法としてはアリ」です。
岡 : どういうことでしょう?
宮 : つまり、学会発表が研究推進のモチベーションになるということです。
学生に「学会で発表しなきゃいけないから、なんとか成果をだそう!」と
思ってもらうことが、教員の狙いといえます。
岡 : 確かに一理ありますが、とはいえMくんはちょっとしんどそうですね。
こんなとき、どうしたらいいのでしょう?
宮 : このような状況をプラスに転換するには、学生と教員、どちらにも発想の
転換が必要になります。まず学生に必要なのは、ズバリ、コレです。
「あえて、乗る」
説明の前に、まずスキットをご覧あれ。
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教授 「今度の○○学会、Mくん、発表してみない?」
院生 「え、○○学会ですか? ちょっと僕の研究と関係が遠い気がしますが...でもやってみますか!10分程度の発表ですし、学会発表の実績もあれば嬉しいですし」
教授 「そうかいそうかい! (積極的でいいねぇ~)
発表ネタは、今やっている□□の研究でどうだろう」
院生 「おっと! それはまだ結果が出ていない研究ですね、うーん...」
教授 「難しいかな?」
院生 「ええ...でも発表は3ヶ月後ですし、それまでにはなにかしら結果が出ると思いますし、いけるでしょう! たとえ失敗しても、それが結果ですもんね」
教授 「分かっているじゃないかぁー! よし、では任せた!」
院生 「はい、できる限り頑張ります。ただやはり不安もあります。研究経過は逐一報告しますので、ぜひ、相談に乗ってください」
教授 「もちろんだよ、いつでも来なさい!」
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岡 : なんと! こうきましたか!
宮 : そうです、これがWin-Winの対話事例です。
岡 : でも、Mくんにとっては、「自分と関係外の学会で、しかも、発表のためのデータは
これから出さないといけない」という現実は変わっていませんね。
宮 : 確かに、現実は厳しいかもしれません。でも、その現実は間違いなく学生を
育ててくれるものです。これはとても良いチャンスなのです。
岡 : どういう意味でしょうか?
宮 : 考えてみてください。教授は「失敗してもいい」と言っているようなものです。だからこそ、
失敗を恐れなくていい。学生時代の苦労は買ってでもする。
それが10年後の人格につながるのです。
岡 : つまり、この状況はMくんにとっては、失敗しても怒られないような状況で、
自分を高めるためのチャレンジができると。リスクゼロでベネフィットは無限大
というわけですね!
宮 : そうです!このときのポイントは、教授に、しっかりと現状把握をしてもらって
いる点です。発表が「ダメもと」であることを強調した会話になっていますでしょう。
そして、ちゃっかりと教授にヘルプを確約させています。
岡 : 確かに、Mくん、抜け目ないですね。
宮 : ただし、あまりにも自分にメリットがないと感じた場合、学生はしっかり教員に
伝えた方が良いです。例えば「大変ありがたいご提案なのですが、これはちょっと
困難かと思います。レベルの低い発表をすると、共著者である先生方にご迷惑が
かかってしまうと危惧しているのですが...」などと伝えるのはどうでしょう。
まずは相手を受け入れ、その後、相手目線で事実を伝える。 これです。
岡 : なるほど。最後に、先生にとっての発想の転換とは何でしょうか?
宮 : 「要求だけでなく、学生に対する思いもしっかり伝える」、 これです。
上のような状況ならば、「少し厳しいかもしれないが、これはチャレンジだ。
失敗してもリスクは少ないし、君にとってのメリットも当然ある。君ならできる!」と、
はっきり伝えるべきです。これで,学生は安心してチャレンジするようになりますよ!
岡 : わかりました、私も早速、使ってみたいと思います!





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