大学研究室の歩き方講座

【スキット】教員の悩み その1:学生にプロ意識をどうやって持ってもらうか?

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先生: 今日は半年に一度の企業との打ち合わせ。実験を担当しているNくんとMくんはいるかな?

N: あ。Mくんは欠席だそうです。

先生: なに? どしたの?

N: なんでも、この打ち合わせのために徹夜を続けて、体調をちょっと崩したそうです。

先生: ちょっと崩した……まあ、たいしたことじゃなさそうだから大丈夫っぽいが……。でも、今回の打ち合わせはMくんのネタを中心に発表するんだよね? どうするんだ!?

N: あ、僕がMくんのデータを説明することになっています。

先生: うーーーむーーー。

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:今回は、企業との打ち合わせですね。急に欠席したMくんにちょっと困っているようです。事前に連絡がなかったことに先生は憤慨しているのでしょうか?

:それもありますけど、今回の論点は違います。ずばり、体調管理の不十分さです。

:え? だって、この打ち合わせの為にがんばった結果ですよ? ある意味仕方ないのでは?

:あまーーーい!(スピードワゴン風に)。確かに、打ち合わせのためにN君は頑張りました。でも、その結果、無理をして体調を崩してしまった。一流のプロであるならば、体調管理もばっちりして、仕事もきっちりこなすはずです。

:まあ、確かにそうですが……院生とはいえ、まだ学生なんですし、少しは大目にみてもよいのでは?

:いやいや。この学生のうちからしっかりとプロ意識を持つことは彼にとってとても大事です。院生といえども、企業と共同研究するのは一社会人として取り組むこと。その意識がより学生を成長させるのです。

:なるほど。では、先生も学生にその意識をしっかり伝えておけばいいのですね!

:そうですそうです! 「この共同研究、君に任せる!」と、目を見てしっかり伝えれば、きっと学生もより主体的に取り組んでくれることでしょう。

:もちろん、丸投げではなく、影で先生がしっかりサポートしてあげることが大事ですね!

:そのとおり! 病気やけが、そのような突発的なことで約束が守れないのは仕方ない。人は理解し、同情をしてくれるでしょう。しかし、「良い評価」はしません。なぜなら、体調管理もプロの仕事。院生といえどもプロ意識が大事です。将来、研究や仕事で、彼らは必ず、人生を左右する大きな仕事に出くわすでしょう。そのときに、しっかりした仕事をする。万全の準備ですべきことを全うするのです!

:なるほど、体調管理のコツは?

:まず、無理しないことです。疲れがたまってるな、と感じたら無理せず休むこと。それで多少進展が遅れたとしても、体調を悪くしてすべてを台無しにするよりましです。メリハリをつける。体調を万全にしてまた仕事にのぞむのです。「休養は投資」と、院生に教えてあげてください。

:先生の皆さんも、体調にはくれぐれもお気をつけ下さいね!

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