今回のテーマは「学生が泣く泣く来るまたは全く来なくなるが無くなる研究室づくり」でした。
今回の結論:
研究室のメンバーへの『関心』がポイント.
参加者:
今回も、会場・ネットにてさまざまな分野の方にご参加いただきました。
また特に今回は、今は主に関西のいろんな大学(文系・理系)にて、学生(と時には教員)の相談に乗っている、臨床心理士のMさんにお越しいただきました。
当日のレポート:
【まずは参加者の自己紹介】
みなさん、それぞれの考えを持って月6会に参加していらっしゃいます。たとえば
- 同じ学年の中に、鬱と思われる人がいる。何とかしたいが、どう接して良いのかわからない…。(学生より)
- 研究室に来なくなった学生に、こう対処した。あれで良かったのか、と知りたい。(教員より)
- 精神的にきつい状態にある学生に、日常的に接するベストな方法を知りたい。(教員より)
などなどです。また、当日参加できなかった方からもお送りいただいた「質問」「事例報告」などを元に、臨床心理士Mさんと、参加者の教員・学生でディスカッションを行いました。
■■■ “鬱”のシグナルをチェック、よりも大切なこと ■■■
研究室の中で「最近、様子が変だなあ」と早期に気づくにはどうしたら良いの?!という、参加者からの質問。 ズバリ答えると、専門家の方の判断は「服装、体型、印象、姿勢、態度、ふるまい、表情、話し方、声の調子」など、さまざまなポイントを複合的に観察しながら行っているので、素人がこれを行うのは難しいです。
「きちんと生活できているか(夜眠れているか)」は大事なポイントであるということも教えていただきましたが、家族や親しい友人の異変にはすぐに気がつくことから分かるように、普段から「研究室のメンバーに関心を持っている」という基盤が大事なようです。各自が自分の研究をバリバリ進めるだけでなく、挨拶や雑談、飲み会など、豊富なコミュニケーションの機会を持っているでしょうか?メンバーの状況を知っているでしょうか?問題は、「目の前の人が鬱なのか否か」を診断することではなく、「悩んでいる人を支える」ということです!
■■■ 研究室での“支え合い”?! ■■■
- 学生を「持ちゴマ」と思っている先生にとっては、病んでいる学生は「使えないコマ」になる.
- メンバーをライバルと思っていると、その人が悩んでいても“手を差し伸べる”というのは馴染まない.
- 「学生が自分の研究室にいる間に自殺しなければ良い」くらいに思っている先生もいる.
- 研究室の中の問題は、「当事者」だけでは解決しにくいのでは…
- 研究室の“選抜”という要素が強いと、鬱の人がカミングアウトしにくい..
などなど、研究室の状況に関するブルーな話も出てきました.ただ、この月6会に参加している教員や学生は、こうした状況をなんとかしたいと思っています!参加者のみなさまからも
「研究室で起こりがちな問題を解決する(未然に防ぐ)ためには、学生も研究室外の教員にもアクセスを持ち、それを積極的に活用しようという意識を持つこと.教員は、自分の研究室だけでなく、他の研究室の学生も“教え子”という気持ちを持つことが必要.そうしていきたい.」
「普段から、他愛もないコミュニケーション(のチャンス)を持つことが大事.それを可能にする具体的な方法を増やしていきたい.」
などの意見が出るなど、実りのある会になったと思います.ゲストスピーカーのMさんからは、質問に対する丁寧なお答え、具体的な行動や対応の指針、基本的な考え方をまとめたレジュメを、参加者限定でお送りいただきました.
Mさん、参加者のみなさま、ありがとうございました.







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