今回のテーマは「学生の進学~修士・博士~」でした。
========================================
今回の結論:損得考えれば進学は不利.学生は「なんとなく」か「??」で進学する!
========================================
参加者
今回は会場参加プラス、インターネットからも、全国の皆さま十数名にご参加いただきました 会場の様子↓
当日のレポート
まず、参加した皆さまに「今回のテーマのどんなところに惹かれて参加したのか?」をお話しいただくことからスタートしました.
そこでは
- 「自分は優秀な学生には博士に進学してほしいのだけど、家庭の状況もあるし、難しい.他のところではどうやってそれを達成しているのかを知りたい」
- 「文系/理系での差を知りたい.」
- 「自分の研究室では、ドクターに進学することにネガティブイメージがある.ドクターの人に悲壮感が漂いすぎ!それが不思議で…」
- 「今、まさに就職か進学かを迷っていて、進路を考えるために来た」 といった意見が出てきました.まず話題に上がったのは、大学院生の獲得に必死な研究科の取り組みです.充足定員を満たさなければ大学の評価が下がってしまう、という現実的な理由から東京まで出かけて説明会を開催している専攻、温泉付きの見学ツアーをしている大学院など、様々な取り組みがあるようです.なんとしてでも学生には来てほしいという想いの一方で、「そもそも教員がそんなことまでしなければならないのか.」という意見や、「博士を出た後、就職先に苦労する人が多い現実があるのに…」という意見も出ました.特に人材の需要-供給バランスに関しては、「明らかにバランスがとれていない現実がある.これによって、どれほど多くの可能性が失われてしまったことか…」という、現場からの重いため息も聞こえてきました.進学について考える学生の視点からは「合理的に(経済面を)考えれば、博士課程に進学するのは明らかに“損”.進学する人は、“周りが行くからなんとなく”か、“稼げなくてもいいから研究したい.なんとかなるだろう”という気持ちで行っている」という意見がありました.今回のテーマは「学生の進学」ですが、やはりこれも、大学院を取り巻く社会の「学問観」「大学観」が絡む問題だということが明らかになりました.
- 「学問、研究が何の役に立つの?」
- 「博士を出たのに研究者以外の道を選ぶのは、研究者になれなかったから?」という社会の風潮が、様々なかたちで大学(院)という制度と相反することになっているのかもしれません. 参加者のひとりからは「今、大学院自体が社会から歓迎されているとは思えない」という意見も出ました.「こうすれば、今のジレンマを解決できる」という究極の答えを出すことはできません.
ただ今、進学という選択肢に経済面でのメリットが無いとしても、一定数の学生が進学を選んでいることには、そこに何かの可能性を感じていることでもあると 思います.それが何なのかを考えてみる必要があるのではないでしょうか.また、大学が四苦八苦している一方で、企業は学生獲得のため、あの手この手でア ピールを行っています.大学が個人に、そして社会に提供できる独自の価値とは何なのでしょうか…





[...] は、以下のページをご覧ください. http://www.ikiiki-lab.org/blog/2009/04/%E6%9C%88%EF%BC%96%E4%BC%9A%EF%BC%884%E6%9C%88%EF%BC%89%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/ [...]