スキット: 教員がガックリくる言葉その1
教員「明日の研究会発表だけど,どんな内容でいくの?」
院生「えっと,先週は思いの外実験がうまくいったので,かなりのデータを採取できました.で,今回は○○について述べて,後は来週の研究会発表用に温存しておこうかと..(照れ笑い)」
教員「な,なんだって?」
院生「でないと今回いいデータをだしきっちゃうと,もったいないじゃないですか?」
教員(ガックリ..こんな弱気でいいのか?)
岡:研究室を語るには絶対外せない「発表会」に関するスキットですね.
宮:「ゼミ」とも言うし「研究会」ともいいますね.
岡:弱気な学生に対して先生は本当にがっくりきてる様子です.
宮:はい.個人的には僕の中で「激怒レベル」はかなり高いスキットです.
岡:そうなんですか?ではその理由を詳細に教えてくださいませんか.
宮:まずなんといっても「姑息」ですよ! 姑息な計算... みみっちいです.器が小さいですよ.
岡:その気持ちは,サイエンティストの特性とも関連しますか?
宮:しますします.サイエンティストの習性として「浮世離れへのあこがれ」があげられます.つまり,研究に没頭するため一般社会の常識は知らない.いや,むしろ,知らないほうがある意味サイエンティストとしてかっこいい.そこまで思ってます.
岡:えー!?それは本当ですかあ?誇張しすぎでは?
宮:確かにちょっと誇張しすぎました.しかし,未だに自宅にテレビを置いていないことを自慢する石器時代のような研究者が居ることも事実です!
岡:それはどうゆうことですか?
宮:研究者仲間でテレビドラマの話しになったりすると,急に「あ,俺家にテレビないから」っていうんです.さも「テレビなんでくだらんものをみる暇などない」といいたげに.
岡:今回は個人的な感情が多いですね:笑 テレビを置かない研究者を否定する理由はなんですか?
宮:昨今,ほとんどの人はテレビからその人の全情報の80%をえているんです.つまり,テレビを見ることで世間一般の感覚や体温を知ることが出来る.それを知らずして,社会的貢献や波及効果の高い研究はできえないってもんですよ.
岡:なんとなく一理あるような気もします..笑 さて今回のマジカル・メソッドは?
宮:こちらです.
全速力
岡:全速力,ですか...?
宮:はい.まずはスキットをご覧下さい.
教員「明日の研究会発表だけど,どんな内容でいくの?」
院生「えっと,先週は思いの外実験がうまくいったので,かなりのデータを採取できました.ちょっと分量的に大すぎるかもしれませんけどこれらの成果を発表しますよ!」
教員「おー いいんじゃない?うまく整理すればちゃんんとつたわると思うよ.なにより,そうゆう発表をすることで君の努力が伝わるんだからね!」
院生「わかりました.がんばります!」
岡:すばらしいですね!
宮:ポイントは「努力」を発表するということです.「結果」では無いんです.サイエンティストという人種はこう考えます.
結果は「失敗しても良し.成功すればなお良し」
岡:だから先生も「君の努力が伝わる」とおっしゃったんですね.
宮:はい.努力なんです!プロセスなんです! なぜならそこにこそ,その人自身の工夫や努力,成長があるからです.よく学生は勘違いしてますよ,「いい結果がないから,先生の前で発表するのがイヤだ.」って.この考え方はすぐに直して欲しいですね.
岡:なるほど.それにいい結果がでたことを単純にみんなに伝えたいですしね!
宮:なお,一つ上の”できるヤツ”なら大量のデータも時間内にきっちり収める工夫をおこたらないでしょう.効果的なプレゼンについては,また次の機会に.
岡:ぜひみなさん,使ってくださいね!あ.スキットに「全速力」って言葉が入ってませんでしたが....?
宮:・・・・ それは「気の持ちよう」のことですので,御了承を.
今回の学び For 教員
学生を褒めるときは「結果」ではなくてその「努力」に対して褒めるべきです.「いい結果がでたね」を連呼すると学生は”いい結果”をだすためのみに がんばります.悪い結果は教員に伏せるようになっちゃう.. 学生のモチベーションアップを第一に考えた場合「いい結果がでたのは,これは毎日朝早くから 学校に来て努力した成果だね」というように努力にたいして賞賛するほうがいいかと思います.学生も喜びますよ!





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