院生「それでは学会発表のリハーサルしますので,コメントをお願いします」
教員「はいはい.(10分後) えっとまずココを直した方がいいな.あとね・・・・ 」
~先生はエンジンが掛かり,この調子で10カ所以上の指摘を行った~
教員「以上!じゃあ,これをふまえて再度リハをやろう.」
院生「わかりました.ありがとうございました.」
(一週間後,二度目のリハを行った直後)
院生「・・・以上です.」
教員「ちょっと待ってよ! ○○のスライドは一回目と同じ内容だったよ?その他も,僕が指摘したところ,全然,変わってないじゃないか!!怒」
院生「あーあ.○○については,ちょっとくどすぎるかなとおもってこのままにしました.その他,△△については,発表時間が長くなりすぎるため,掲載しませんでしたが・・・(先生,なんで怒ってるんだろう?)」
教員「(がっくり・・・ じゃあ,一回目のリハで一生懸命指摘したけど,全く意味がなかったってことか・・・)」
岡:今回は学会発表のリハですね.発表前にこうゆうリハーサルは何度か行うものなのですか?
宮:そうですね.どこの研究室でもリハーサルはやると思います.学会発表前だけなく,卒論,修論公聴会の前とかにもやりますね.
岡:今回,先生はとてもがっくりしているようです.その理由がわからないこともないですが・・・
宮:そうでしょ? このシーンは,どこの研究室でもよくあることだと思います.本当にがっくりくるんですよ..
岡:それは先生が指摘したことすべて直していないからですか?でも,先生のいうことがすべて正しいとも思えませんが・・・・
宮:おっしゃる通り!でも,教員には「学生は見習いであり教員は教える立場である.したがって,学生はまず黙って言うとおりに修正すればよろしい」という価値観が少なからずあります.今回は,その教員の価値観に学生が無意識的に反論してしまったわけです。
岡:なるほど。でも学生さんも学生さんなりに考えて修正したはずですよね?
宮:そうです。なので、学生にとっては「なんで僕が怒られているの?」という気持ちになっています。
岡:それではどうしたらいいのですか?
宮:そこでこのスキットです
理由を示す
岡:ではスキットをご覧下さい.
(一週間後,二度目のリハーサル前)
院 生「では二回目のリハーサルを始めます。発表前に、まず前回との改善点を説明させていただきます。今回の発表は、前回の指摘を考慮し発表構想を練り直しま した。その結果、指摘いただいた○○のスライドは、前回と同じものにしました。また、・・・という点については・・・(という感じで、すべての指摘を踏ま えた理由、もしくは、踏まえなかった理由を解説する)」
教員「なるほど、よくわかった。よし、じゃあ、リハはじめよっか!!」
岡:先生、やる気まんまんですね!
宮:はい。教員は決して子供みたいに「自分の意見が反映されていない!」という点に対して怒っているわけではないのです。フィードバックに対してしっかりとそれを受け止め、自分のものにする姿勢が学生には必要なのです。そこを伝えたかったのです。
岡:なるほどー
宮:学生も、一生懸命自分のために時間を割いてくれた人に感謝の気持ちをもち、「人」として誠意を持ってそれに応えることが大事です。教員(上司)だから指摘してくれるのは当たり前だという気持ちをもっていると、きっと社会にでると苦労すると思います。
岡:確かにそうですよね。でも,そもそも,学生さんに「指摘事項はすべてMEMOし、次回にそれらにたいしてどう対処したかを説明するように」としっかりしっかり指示しておけばいいのでは?
宮:ギク.その通りです.これを見ている教員の方、ぜひ次回からそうしましょう!
岡:みなさんぜひ使ってくださいね!





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