トライ&エラーを加味できる研究推進と人材育成に最適な研究計画書の作成
- 開発背景:
研究を効率的に推進するために研究計画の作成は必須である.同時に,人材育成の観点からも研究計画を常に意識して研究させるということは, 得てして目先の作業だけに集中しがちな学生にとって極めて有効なトレーニングである.そのため,多くの教員が研究計画書作成を研究指導に加えている.しか しながら,現状では研究計画書は“作って終わり”となることが非常に多く,有効に活用されているとは言い難い.この原因として筆者は,一般的な研究計画書 では工学系研究推進過程に必ず存在する“トライ&エラー”を考慮できないことが本質にある,と考えた.
- 目的と方法:
本研究では,研究を効率的に推進すること,および,研究計画書を積極的に人材育成に活用することを目標とし,分野・業界を問わず既存のマネジメント手法を参考にすることで,工学系研究に最適な研究計画方法を見いだすことを目的とした.
- 結果:
最も参考になったのが部品工場等で使用されている生産工程マネジメント手法であった.約2年間にわたり5名の学生(B4:2名,M1:1 名,M2:3名)をモデルとして実践的に試行錯誤を繰り返しながら新たな研究計画書作成に取り組み,現在一つの形にまとまりつつある.それを“研究計画ツ リー”と称した.本報告では,研究計画ツリーの概要および実際に使用した学生の感想も交えて紹介する.
■■■頂いた質問と回答■■■
- 研究のような未知の真実をおう作業は、このツリーに向いているのか?
→そのために作ったので大丈夫だとおもいます。このツリーのミソは「どんどん書き換わる」ということです。あえて言うなら、あってないようなもの(笑 研究うち合わせの題材になればいいというものなんです。
- 学生によるんじゃないか?そうゆうのをパッとできる学生もいれば、なかなかできない学生もいる
→それはあります。でも、それが教育ですので、いろんな学生に対して論理的思考や研究ストーリーの把握と重要性を学んでもらえるようにするのがこのツリーなんです。
- ツリー型を選んだ理由は?マインドマップのような形もあるのでは?ツリーは権力図のようなイメージがあって私は嫌いだ
→本質的には同じなので、どちらでもよいとおもってます。権力図というイメージはまったく持ってませんでした。






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