2月27日(月)、品川にて2012年の「いきいき研究室増産プロジェクトFORUM」を開催しました。今年のテーマは
『研究室の当事者による、当事者のための「研究室経営論」をつくる』
でした。
いきいき研究室増産プロジェクトが数年間活動を行ってきた結果、現時点でのもっとも重要な
問題は「研究室という、研究・教育の原動力であるコミュニティの実態が、まったく明らかになってない」こと
であると考えています。
この問題意識から、
2012年のフォーラムは「研究室を正しく理解する」という試みの第一段階
として、設定されました。
冒頭の①パネルディスカッションでは、
「良い研究室経営をするうえで、“本当の問題”は何なのか」というテーマで議論が行われました。
パネルディスカッションの結果から、
- 研究者の評価の問題
- 研究者の説明責任
- 個人の経験を超える、ということ
- 研究室をクリエイティブにする
- 学生が研究を行うモチベーション
- 学生・教員のそれぞれのニーズ
という課題を設定し、討論を行いました。
そして②グループディスカッションにおいて、それぞれの課題についての議論を行いました。
これらの課題は「このように運営すればうまくいく」というわかりやすい研究室経営論とは、関連が無いように見えるかもしれません。
しかし、これまでの活動を通じて、今の研究室のあり方に何か問題があるとすれば、それはなるべくしてそうなっているのである、ということを、本プロジェクトは議論してきました。
真にいきいきした研究室環境を増産するためには、
目の前にある問題に隠された、「本当の問題」にアプローチする必要があるという考え
から、あえてこのような課題を設定しました。
グループディスカッションでの結果を③全体討論 で共有したところで、本フォーラムは幕を閉じました。
本フォーラムにおいて、「絶対唯一の研究室経営論」は完成されていません。
むしろ、
- 本フォーラムで見出された課題について今後継続して検討し、研究室をより正しく理解するための枠組みを当事者とともにつくっていくこと
そして
- 本フォーラムにおいて問題意識を共有した方々と一緒に、「いきいきした研究室」をつくるための具体的な方法へと落とし込んでいくこと
が重要であると考えています。
引き続き、本プロジェクトの活動にご協力いただければ幸いです。
フォーラムにご参加いただいた皆さま、そしてフォーラムの企画運営にご尽力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。